XMのレバレッジは自由に選択できる方法が用意されています。
一見すると一番高い倍率に設定しておけばいいように思われますが、状況によってはレバレッジを抑えて取引したほうが安心できる場合もあります。
また、レバレッジはXM側で制限を受ける可能性もありますので、レバレッジ制限を受ける理由などについても知っておきましょう。
この記事では、XMのレバレッジについて説明します。
XMのレバレッジについて解説
まずはXMのレバレッジについて解説していきます。
レバレッジの設定は自由に設定できるようにしていますが、XM側が指定した数字を自由に選ぶ方法となっていますので気をつけてください。
XMのレバレッジは最小1倍〜最大1000倍
XMが提供しているレバレッジは、最小1倍、最大1,000倍です。
一見すると広範囲にレバレッジを広げているように思われますが、実はXM側が指定した数字の中から1つを選ぶ方法が採用されています。
XMが指定できるように調整しているレバレッジは次のとおりです。
- 1,000倍(最大値)
- 888倍(過去の最大値)
- 500倍
- 400倍
- 300倍
- 200倍
- 100倍
- 66倍
- 50倍
- 30倍
- 25倍(国内FXの最大値)
- 20倍
- 15倍
- 10倍
- 5倍
- 3倍
- 2倍
- 1倍(最低値)
レバレッジの数値は指定されている数字から1つを選ぶ方法となっており、レバレッジを引き上げるかどうかを含めて検討していく必要があるでしょう。
レバレッジを高くした場合は証拠金を抑えられますが、損失も大きくなりやすいので注意が必要です。
一方でレバレッジを低くした場合、証拠金を大幅に必要としていますのでお金がなければ取引できなくなってしまいます。
どのような方針でトレードしたほうがいいか考えた上で、最終的に取引するレバレッジの値を決めていきましょう。
レバレッジ1000倍にした場合の証拠金はいくらくらい必要か?
レバレッジを1,000倍にした場合、どれくらいの証拠金が必要となるのか、実際に見ていきましょう。
米ドル円 | 14,663円 |
ユーロ円 | 15,759円 |
ポンド円 | 18,342円 |
ユーロドル | 15,760円 |
1ロットを取引する際に必要な証拠金は表のとおりです。
1ロットは100,000通貨となっていますので、100,000通貨を取引する場合には上記の証拠金が求められます。
通貨量を減らせば証拠金は更に抑えられるようになりますが、1ロットでも2万円程度で取引できるようになるのは大きく、レバレッジを引き上げればかなり予算を節約できるのです。
トレードに必要な資金を抑えられるという観点では、レバレッジを引き上げていくほうが圧倒的に有利であるのは間違いありません。
現在利用中のレバレッジを確認する方法
XMで現在利用中のレバレッジを確認する方法は次のとおりです。
- マイページへログインする
- マイページ下部に存在している口座情報確認ページへ移動する
- マイアカウントの概要から詳細を見るためのボタン(矢印)をクリック
- 現時点で適用しているレバレッジを確認できる
レバレッジの確認はマイページで実施できますので、マイページへログインして指定された場所へ移動し、レバレッジの数値を確認してください。
上記の画面が表示されれば、レバレッジの数値が確認できるようになっていますので、問題なくレバレッジ情報を閲覧できるようになります。
現時点で適用されているレバレッジを見ながら、今後のレバレッジをどのように変更していくか検討していくのもいい方法です。
レバレッジを変更する方法
レバレッジの変更は次の手順で進めていきます。
- マイページのアカウント概要に移動
- 概要の詳細を出し、レバレッジの横にあるペンのアイコンをクリック
- レバレッジが表示されるので希望している数値に変更
- レバレッジが変更される
先程の画像でレバレッジ横にペンのようなアイコンが表示されていますが、クリックするとレバレッジ変更画面へ移動できます。
レバレッジの数値を変更する際は、アイコンをクリックして希望している数値に変更しておくだけで簡単に完了します。
どうしてもレバレッジが気に入らないと思っている場合は、レバレッジ変更を視野に調整しておきましょう。
なお、現時点で設定しているレバレッジは表示されません。
XMのレバレッジのかけ方について
XMのレバレッジを決定するポイントは2つ存在しています。
- 口座開設時に設定する
- マイページで設定する
基本的に口座開設時に設定するケースが多くなっていますが、どうしても変更したい場合はマイページで変更する方法を検討していかなければなりません。
他の方法でレバレッジを選択する手法はなく、2つの方法から1つを選んで対応していくこととなります。
口座開設時に選択する方法
口座開設時にレバレッジという部分が表示されています。
レバレッジの項目で1:1000となっている部分をクリックすると、他のレバレッジが表示されます。
自分が希望しているレバレッジに変更すれば、初期設定が完了となり、最初のレバレッジが決定されるのです。
最初は迷っているようなら一番高い1:1000に設定しておき、後からレバレッジ変更を検討するなどの対応を取ったほうがいいでしょう。
マイページで設定する方法
マイページで設定する方法は先ほど説明した通り、マイページで変更する方法です。
マイページで変更する場合、次の画面が表示されます。
現時点で設定されていないレバレッジが表示されますので、希望している数値に変更しておきましょう。
画像の場合は1:1000を利用していますので、1:1000は表示されていません。
変更する際は同じものに変更するのではなく、その他の設定に変更しなければなりません。
変更する際は基本的により低いレバレッジを適用していくケースが多くなっているため、レバレッジを引き上げるというケースはあまり見られないでしょう。
XMのレバレッジの計算方法について
XMのレバレッジ計算方法では、次の計算式を導入する事となります。
- レバレッジ = (現在の通貨レート × 取引数量) ÷ 証拠金
実際に数値を当てはめて計算していきましょう。
- レバレッジ=(146.63円×100,000)÷14,663円
現時点での計算を当てはめると、数字は1,000倍になります。
計算式に当てはめると、レバレッジの数値はしっかり把握できるようになりますので、一応覚えておけばいいでしょう。
ただ、XMでは指定されているレバレッジを用いて倍率を計算していく方法となりますので、あまり計算する必要はないでしょう。
固定されているレバレッジの計算をしっかり覚えておけば、問題なく取引が可能となります。
XMを利用するならレベレッジは最大の1000倍がおすすめ
XMを利用する場合、基本的にはレバレッジ1,000倍がおすすめです。
1,000倍は最大の数字となっていますが、一番高い数字を適用しているために多くのメリットを得られやすくなっているのです。
多数のメリットを得られる1,000倍を利用することにより、更に快適なトレードを実現できる場合が多くなっていると言えるでしょう。
ここからは、レバレッジを最大値に設定したほうがいい理由を説明します。
理由①:証拠金が少額でもロットが上げられるため大きなリターンが見込める
証拠金が少額でもロットを引き上げられるのが大きなメリットです。
例えばレバレッジ100倍と1,000倍で比較すると、同じ証拠金でも手に入れているロット数は10倍です。
レバレッジ100倍 | 1ロット購入する金額は146,630円 |
レバレッジ1,000倍 | 1ロット購入する金額は14,663円 |
同じ金額を利用する場合、レバレッジ100倍だと1ロットしか購入できませんが、1,000倍に設定しておくと10ロットが手に入るようになり、利益の増加分も10倍に増えていくのです。
また、レバレッジ1倍と1,000倍では1,000倍のロット差が生まれるようになり、利益を出す際の金額も驚異的な数字へと変わっていきます。
FXでは保有しているロット数が利益に多大な影響を及ぼしています。
単純に保有できるロット数が多ければ多いほど、利益を上げやすいというのが大きなメリットと言える要素なのです。
理由②:ロスカットの水準が高いため強制ロスカットがされにくくなる
レバレッジを引き上げておけば、ロスカット水準が高くなっているため強制ロスカットの影響を受けにくくなります。
ロスカットは一定の証拠金維持率を記録した場合に適用され、強制的に取引を終了させられてしまう状態です。
ロスカットに落ちやすい傾向があるのは次の状態です。
- 元々保有している資金が少なく、レバレッジを引き上げても証拠金維持率が足りない
- マイナスが多くなり証拠金維持率が減少している
- レバレッジを低くして必要な証拠金を増やしてしまっている
レバレッジ1,000倍の状態にしておけば、レバレッジを下げたことで証拠金を増やすという問題がなくなっているため、少ない資金でも証拠金100%以上の状態は簡単に作れます。
XMではロスカットが20%で実施されるため、証拠金維持率を高めておくのは重要なポイントです。
少しでも証拠金維持率を高めるためには、少額でも証拠金を引き上げられやすくなるレバレッジ1,000倍に設定したほうがいいでしょう。
理由③:実効レバレッジの幅が広がるのでポジション量をコントロールしやすい
レバレッジ1,000倍に設定しておけば、実効レバレッジの幅も広げられるようになりますので、ポジション量を調整しやすくなります。
ポジション量は関係ないように思われますが、実効レバレッジの幅を広げえるためにはコントロールできるポジション量を確保しておくのが一番いい方法です。
1,000倍から他の倍率に調整されたとしても、基本的に実効レバレッジが高めに設定されるようになり、ポジション量がある程度多くの状態でコントロールできるのは大きな良さでもあります。
少しでもポジション量をコントロールしやすい状況にしておく場合は、レバレッジを下げるよりも上昇させたほうがよく、高いレバレッジを実現している方が成功しやすい傾向もあります。
XMのレバレッジの規制6つ紹介
XMのレバレッジは自由に選択できますが、規制によって勝手にレバレッジが下げられてしまうという問題を抱えています。
規制の方針はいくつかありますが、基本的には銘柄によってコントロールされるパターンと、保有している資金やロット数に応じて変更されるパターンが存在します。
レバレッジ規制の影響を受けないためには、規制されるパターンを全て理解しておくようにしましょう。
ここからは、XMでレバレッジ規制を受ける状況について詳しく説明します。
通貨ペアのよるレバレッジに規制
通貨ペアによってレバレッジ規制が設けられているため注意してください。
スイスフランに関連するレバレッジ規制
スイスフランはレバレッジ規制の影響が他の通貨と異なるため注意が必要です。
証拠金5ドル以上80,000ドル以下 | 証拠金80,000以上200,000ドル以下 | 証拠金200,001ドル以上 | |
---|---|---|---|
スイスフラン関連銘柄 | レバレッジ400倍 | レバレッジ200倍 | レバレッジ100倍 |
スイスフランに関連している銘柄は、証拠金として保有している金額によってレバレッジ規制が変更されてしまいます。
証拠金80,000ドル程度であれば最大値で400倍が確保されていますが、証拠金が増えるとレバレッジ規制が強くなってしまい、最終的には最大100倍までしか引き上げられなくなります。
スイスフラン銘柄を狙う場合は、保有している証拠金に気をつけるようにして、少しでもレバレッジを引き上げられるように調整したほうがいいでしょう。
その他の銘柄に関連する規制
その他の銘柄でも通貨ペアで規制されてしまうものがあります。
米ドル及びユーロ/トルコリラ | 最大100倍 |
ユーロ及び英ポンド/デンマーククローネ | 最大100倍 |
米ドル/ロシアルーブル | 最大50倍 |
ユーロ/ロシアルーブル | 最大50倍 |
米ドル/人民元 | 最大50倍 |
米ドル/デンマーククローネ | 最大50倍 |
米ドル/香港ドル | 最大50倍 |
該当している通貨ペアは、最大レバレッジが100倍、または50倍までしか適用できないため、レバレッジを1,000倍などの高い数値にするのは不可能です。
主にマイナー通貨が該当しているものとなりますので、メジャーな通貨を選ぶようにすればレバレッジ規制の影響を避けられるでしょう。
CFD銘柄によるレバレッジ規制
通貨ペア以外にも、XMではCFD銘柄が準備されています。
CFD銘柄はレバレッジ規制の対象となっており、取引する際にレバレッジ1,000倍が適用できないものが多くなっています。
貴金属に関連するレバレッジ規制
貴金属の中で、金だけはレバレッジ規制を受けません。
一方で他の銘柄は規制の対象となります。
証拠金40,000ドル以下 | 証拠金40,001ドル以上80,000ドル以下 | 証拠金80,001ドル以上200,000ドル以下 | 証拠金200,001ドル以上 | |
---|---|---|---|---|
銀 | 400倍 | 400倍 | 200倍 | 100倍 |
パラジウム | 22.2倍 | 22.2倍 | 22.2倍 | 22.2倍 |
プラチナ | 22.2倍 | 22.2倍 | 22.2倍 | 22.2倍 |
銀は最大レバレッジが400倍に規制されており、パラジウムとプラチナは22.2倍に制限されてしまいます。
銀は証拠金によってレバレッジが変更されるパターンですので注意したほうがいいでしょう。
エネルギー関連のレバレッジ規制
エネルギー関連は次のレバレッジ規制が適用されます。
オイル関連銘柄 | 最大66.7倍 |
天然ガス関連銘柄 | 最大33.3倍 |
エネルギー現物銘柄 | 最大200倍 |
エネルギー関連は全てレバレッジ規制がされていますが、数値もだいたい固定されているためわかりやすい傾向があります。
エネルギー銘柄を取引する際はレバレッジ規制を覚えておくとわかりやすいでしょう。
株価指数(先物)のレバレッジ規制
株式指数のレバレッジは次のとおりに設定されます。
GBR40,JP225,UK100,US100,US30,US500 | 最大500倍 |
その他の株式指数銘柄 | 最大100倍 |
株式指数は500倍と100倍に分類されています。
メジャーな銘柄が500倍、マイナーな銘柄が100倍という形で覚えておくとわかりやすいでしょう。
株価指数(現物)のレバレッジ規制
株価指数は現物のレバレッジが変更されています。
レバレッジ規制は次のとおりに設定されています。
JP225,UK100,US100,US30,US500 | 最大500倍 |
SA40 | 最大400倍 |
CA60,ChinaHCash,US2000 | 最大250倍 |
HK50Cash | 最大66,7倍 |
その他の株価指数(現物)銘柄 | 最大100倍 |
銘柄によってレバレッジが変更されています。
レバレッジはメジャーな銘柄に高く設定されていますが、マイナーな銘柄でも400倍などの高い数値が適用されています。
株価指数は銘柄によってレバレッジが変更されやすい傾向があるため、1つ1つの情報をしっかり覚えておきましょう。
証拠金によるレバレッジ規制
銘柄によって規制されていない場合でも、証拠金によってレバレッジ規制されてしまいます。
証拠金5ドル~40,000ドル | 最大1,000倍 |
証拠金40,001ドル~80,000ドル | 最大500倍 |
証拠金80,001ドル~200,000ドル | 最大200倍 |
証拠金200,001ドル以上 | 最大100倍 |
保有している証拠金によってレバレッジ規制が適用されます。
保有している資金が多ければ多いほど、レバレッジは厳しくなっていき、最大では100倍までに制限されてしまいます。
証拠金によるレバレッジ規制は、銘柄の規制よりも優先される場合があり、銘柄で認められているレバレッジ制限よりも厳しいものとなる可能性があるため注意してください。
なお、銘柄側で100倍以下に制限されている場合、銘柄のレバレッジ規制が優先されます。
口座タイプごとによるレバレッジ規制
口座タイプによってレバレッジ規制を受けてしまう場合があります。
スタンダード口座、マイクロ口座、KIWAMI極口座 | 最大1,000倍 |
ゼロ口座 | 最大500倍 |
ゼロ口座は最大レバレッジ500倍に制限されていますので注意してください。
他の口座では1,000倍までレバレッジを引き上げられるため、割と高いレバレッジを実現しやすいでしょう。
なお、証拠金によるレバレッジが優先して適用されるため、証拠金を多数持っている人はレバレッジ規制を受けやすくなってしまいます。
仮想通貨によるレバレッジ規制
仮想通貨銘柄もレバレッジ規制の対象となっているため注意が必要です。
仮想通貨のレバレッジ規制は次のとおりに設定されます。
イーサリアム/ビットコイン、ビットコイン/米ドル ビットコインゴールド/米ドル | 最大500倍 |
ビットコイン/ポンド、ビットコイン/ユーロ ビットコインキャッシュ/米ドル イーサリアム/ポンド、イーサリアム/ユーロ ライトコイン/米ドル、リップル/米ドル | 最大250倍 |
その他の仮想通貨銘柄 | 最大50倍 |
有名な銘柄は500倍や250倍という数値が適用されていますが、マイナーな通貨についてはレバレッジ規制が厳しくなっており、50倍までしか適用できないものもあります。
基本的には50倍と覚えておき、メジャーな銘柄についてはより多くのレバレッジが適用できるものと判断しておくのが望ましいでしょう。
なお、他の規制によって最大レバレッジを適用できない場合もあります。
ロット数によるレバレッジ規制
保有しているロット数によってレバレッジ規制を受けてしまう場合があります。
適用されるのはビットコイン/米ドル、イーサリアム/米ドルの場合のみで、他の銘柄は対象外となります。
0~40ロット | 最大500倍 |
41ロット~120ロット | 最大250倍 |
121ロット~200ロット | 最大50倍 |
201ロット以上 | 最大1倍 |
保有しているロット数によってレバレッジは厳しくなっていき、最大で1倍になってしまう場合もあります。
大量に保有しているとレバレッジ規制の影響を受けやすくなってしまうため、レバレッジ規制を避けるためには保有するロット数を制限するなどの対応を取ったほうがいいでしょう。
なお、対象外の銘柄ではロット数を大量に保有したとしてもレバレッジ規制の対象になりません。
XMのレバレッジの制限を5紹介
XMのレバレッジは、制限されるケースが多数あります。
先程も紹介しましたが、レバレッジ規制によってトレードする際のレバレッジを引き上げられないケースが多くなってしまうため気をつけておきましょう。
ここからは、レバレッジ規制を受ける5つの場面について説明します。
口座残高が4万ドル(約580万円以上)になると制限
口座残高が4万ドル以上に到達している場合、利用者はレバレッジ最大500倍に規制されてしまいます。
4万ドルを超えていない場合は規制されず最大1,000倍まで引き上げられるようにしていますが、4万ドルを超えた時点でレバレッジ規制の対象となり、500倍までしか引き上げられません。
レバレッジ規制で最も影響を受けやすいケースが多くなっている場面ですので、あまり多くの資金を口座内に残しておくと影響を受ける点に気をつけてください。
なお、ゼロ口座は元々500倍に制限されていますので、この制限の対象外となります。
口座残高が8万ドル(約1,160万円以上)になると制限
口座残高が8万ドルを超えた場合、更に厳しい制限となるレバレッジ200倍に規制されます。
8万ドルというのは相当大きな金額でもありますが、保有している資金が多くなっている人は影響を受けやすくなってしまい、規制されるリスクが高まります。
8万ドルの規制はゼロ口座も対象となっているため、どの口座を利用している場合でもルールによって制限を受けてしまう点には気をつけておきましょう。
口座残高を減らせば対象から外されるケースが多いため、規制を解除したい場合は出金するなどの対応が必要です。
口座残高が20万ドル(約2,900万円以上)になると制限
口座残高が20万ドルを超えるようになると、更に厳しい規制であるレバレッジ100倍になります。
レバレッジ100倍というのはあまり高い数値とは言えませんし、XM側が提供している高いレバレッジを全く利用できない状況となってしまいます。
大半の銘柄でかなりの証拠金を求められてしまいますので、レバレッジ規制によって相当な金銭を負担しなければならない点には気をつけてください。
なお、元々レバレッジが100倍未満に設定されている銘柄については、銘柄側で規制されている数値が優先されます。
経済指標発表時(大きなレート変動)による制限
経済指標発表時に、大きな取引が発生する可能性が高いと判断される事例では制限を受けるケースがあります。
XMでは経済指標発表時にレバレッジ変更が行われないように調整していますが、稀にあまりにも取引が多くなってしまうような状況が出ている場合、経済指標発表時のリスク軽減のためレバレッジ規制を設けます。
規制されるレバレッジはその時にならなければわからない仕組みとなっているため、該当の場面に出会わない限りレバレッジ規制というのはなかなか巡り会えないでしょう。
経済指標発表時のトレードは利益を得られる可能性があるものの、損失やレバレッジ規制の影響を受けやすくなっていることも含めてしっかり対応していかなければなりません。
トレーダーがグレーな行為を繰り返した時
トレーダー側がグレーな行為を繰り返し、XM側に不利益を与えているような状況を作った場合は規制される可能性があります。
XMとしては、グレーなトレードをしているユーザーについては厳しい対応を取っており、一時的にレバレッジを規制してトレードできないようにする状況を作っています。
トレーダー側が身勝手な行為をしていると、勝手にレバレッジが規制されてしまい、1,000倍によるトレードができなくなってしまう点に気をつけてください。
なお、レバレッジ規制を無視して更にトレードを続けているような状況を作ると、アカウント凍結の可能性が急激に高まってしまいます。
XMのレバレッジの規制や制限を解除する方法
XMでレバレッジ規制や制限を受けてしまった場合、解除できる場合と解除できない場合があります。
解除できる場合は対処法を知っておき、速やかに実行していくのが望ましいでしょう。
解除できる場合の対処法
解除できる事例については次の場合です。
- 証拠金によるレバレッジ規制
- 経済指標発表時のレバレッジ規制
- 保有ロット数によるレバレッジ規制
証拠金によってレバレッジ規制されている場合は、証拠金に該当する口座の資金を出金し、4万ドルを超えないように調整しておけばいいのです。
4万ドルを超えた時点でレバレッジ規制となりますので、レバレッジ規制されないように証拠金を出してしまえば、最大値である1,000倍のレバレッジが適用されます。
ただ、証拠金を出金してもすぐにレバレッジ規制は解除されませんので、サポートに連絡してレバレッジ規制を解除してもらうように要請してください。
次に経済指標発表時の規制ですが、時間が経過すれば勝手に解除されているので放置しておくのがおすすめです。
具体的には次の状況まで放置しておけば問題ないでしょう。
- 翌日の東京時間
- トレードが落ち着くまで
- レバレッジの数値を確認して元に戻っている状態を見る
基本的に経済指標発表の場合は、日本時間の夜に影響を受けやすい状況となっています。
日本時間の朝まで放置していれば解除できるケースが多くなっていますので、放置してしばらく待ってください。
また、レバレッジの数値を細かく確認しておけば、いつの間にか解除されている状況に気づく場合があります。
最後に保有しているロット数による制限ですが、仮想通貨トレードをしていない人、または該当している銘柄を保有していない人には関係ありません。
該当しているトレードをしている場合は保有するロット数を40ロット以下に制限しておけば、最大のレバレッジである500倍でトレードできるようになっていきます。
こちらも規制された場合はサポートに連絡したほうがすぐに解除されます。
解除できない場合
レバレッジ規制が解除できない場合は次のとおりです。
- 銘柄ごとに設定されているレバレッジ規制
- グレーなトレードをしたことによる懲罰規制
銘柄側で設定されているレバレッジ規制は変更できませんので、従うしかありません。
サポートに連絡してもレバレッジ規制は変更されませんので、対象となる通貨ペアや銘柄をトレードしないようにするなどの対応が必要となるでしょう。
また、グレーなトレードによる懲罰規制は、サポートに連絡しても解除してもらえず、暫くの間はレバレッジ規制となります。
グレーなトレードはペナルティによって適用されているものですので、ペナルティが解除されるような状況が生まれるまでは解除されないことをしっかり覚えておきましょう。
XMのレバレッジについてよくある質問とQ&A
まとめ
XMのレバレッジは最大1,000倍です。
1,000倍という数字は高いと判断できるもので、有効に利用していけば少額でのトレードを簡単に実施できるでしょう。
一方でXM側が規制されるケースが多々見られていますので、レバレッジ規制についてはしっかり確認した上で対処していくしかありません。
特に証拠金によるレバレッジ規制については影響を受けやすい傾向がありますので、証拠金をあまり持ちすぎないようにしてトレードするように心がけましょう。